【8月15日 AFP】パナマ運河庁は14日、米国のドナルド・トランプ大統領が数十か国に課した関税は、これまでに同運河を経由するコンテナ船の通航に影響を与えていないと述べた。

同盟国も敵対国も、トランプ氏による「相互」関税の発効を受け、米国への輸出に対して高い関税に直面している。アナリストはこれを受け、世界の海運の5%が経由するパナマ運河の通航量が減少すると予測した。

パナマ運河庁のリカルテ・バスケス長官は、「今会計年度の結果は、収入と貨物に関して、われわれが予測した通りになるだろう」と述べた。同庁は9月30日に終わる会計年度で過去最高の56億ドル(約8236億円)の収入を予測しており、昨年度に比べて12.7%の増収となる。

しかしながらバスケス長官は、関税の影響により、時間がたつにつれて貨物量が減少する可能性が「高い」と述べた。(c)AFP