【8月14日 AFP】ロシア当局は14日、ウクライナ軍が13日夜から14日未明にかけて数十機の無人機を発射し、3人が負傷したほか、南部2地域で火災が発生したと発表した。このうち1か所は製油所だという。

ロシアのSNSには、前線から約470キロ離れた南部ボルゴグラード市の製油所で発生した大規模火災を撮影した動画が投稿された。

「攻撃の影響で石油製品が流出し、ボルゴグラード製油所で火災が発生した」と、同州のアンドレイ・ボチャロフ知事がテレグラムに投稿した声明で述べた。

ベルゴロド州のヴャチェスラフ・グラドコフ知事は、ウクライナの無人機が州都中心部で車両に衝突して炎上し、3人が負傷したと明らかにした。知事は、炎上する車両や路上に散乱するがれきを映した動画も投稿した。

ウクライナ側はこの攻撃についてコメントしていない。

ロシアが2022年2月にウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始して以降、ウクライナは国境から数百キロ離れたロシア国内のインフラ施設に無人機攻撃を行ってきた。ウクライナ政府は、こうした攻撃をロシアが自国民に対して日々行っているミサイルや無人機攻撃への正当な報復だとしている。(c)AFP