メタノール中毒で13人死亡、数十人搬送 クウェート
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【8月14日 AFP】クウェート保健省は13日、ここ数日間で人体に有害なメタノール(メチルアルコール)が混入した酒を飲んだ13人が死亡し、数十人が救急搬送されたと発表した。
同省は声明で、「9日以降、メタノール中毒の症例が63件確認された」と述べた。
クウェート政府は1964年に酒の輸入を禁止し、1980年代には飲酒を禁止した。
保健省によると、このまれに見る一連のメタノール中毒により、21人が失明や視覚障害に陥り、51人が緊急透析、31人が人工呼吸器を必要となった。
患者は全員がクウェートに居住するアジア系だった。
南アジア系を中心とするアジア系はクウェート人口の約40%を占め、建設業、家事代行業、小売業に従事している人が多い。(c)AFP