ヘンリー王子夫妻、ネトフリと契約延長 契約金は減額か
このニュースをシェア
【8月12日 AFP】動画配信サービス「ネットフリックス」は11日、英国のヘンリー王子とメーガン妃が今後も同社向けの作品制作を続けると発表した。ただし契約形態は以前よりも限定的なものとなる。
英王室を離れて米国で暮らす夫妻は2020年からネットフリックスと協力し、ドキュメンタリー「ハリー&メーガン」やライフスタイル番組「ウィズ・ラブ、メーガン」を制作してきた。後者は米カリフォルニア州を舞台に、メーガン妃がゲストを迎え、ハチミツを収穫し、バスソルトを調合するなど家庭的な姿を描く内容で、第2シーズンの配信と12月のホリデースペシャル配信が決まっている。
新契約は「ファーストルック契約」で、夫妻の制作会社アーチウェル・プロダクションが他のスタジオに作品を売り込む前に、ネットフリックスが優先的に判断できる権利を持つことになる。
メーガン妃は「ネットフリックスとのパートナーシップを延長し、『As ever』ブランドを含む共同作業を拡大できることを誇りに思う」と述べた。ネットフリックスのベラ・バジャリア最高コンテンツ責任者は夫妻を「その物語が世界中の観客に共鳴する影響力ある声」と評価した。
2020年の初契約金額は1億ドル(約148億円)と報じられたが、確認はされていない。延長契約の条件も非公表だ。米紙ニューヨーク・タイムズは、新契約は前回より金額が減ったと関係者の話として伝えた。
「ハリー&メーガン」は全6話構成で、夫妻の関係や英王室離脱を描き、最初の4日間で2300万回視聴され、ネットフリックスのドキュメンタリーで記録を更新。「ウィズ・ラブ、メーガン」も批評家の厳しい評価にもかかわらず、2025年上半期に500万回以上視聴され、同社の料理番組で最多となった。(c)AFP