仏原発に大量のクラゲ、ポンプ詰まり運転停止
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【8月12日 AFP】フランス電力(EDF)は11日、仏北部にあるグラブリーヌ原発に大量のクラゲが押し寄せ、冷却水を取り込むポンプが詰まったため、原子炉の運転を停止したと発表した。
同原発の原子炉6基のうち、4基が運転を停止した。残る2基はメンテナンスのため停止中だった。
EDFは、今回の自動停止により「施設の安全性、作業員の安全性、環境への影響はなかった」と述べている。
ポンプ場のドラム型フィルターに大量のクラゲが押し寄せたのが原因だという。
EDFは、作業チームが「完全に安全な」状態で原子炉を再稼働させるために点検を行っており、14日には再稼働する予定だと付け加えた。
グラブリーヌ原発は西欧最大の原子力発電所で、各原子炉の発電能力は900メガワット。2040年までに発電能力1600メガワットの次世代原子炉2基が増設される予定だ。
クラゲの侵入による原発停止は、今回が初めてではないが、EDFはこのような事例は「極めて珍しい」とし、最後に原子炉の運転に影響が出たのは1990年代だったと述べている。
クラゲの侵入により原発停止事例は他国でもあり、2013年にスウェーデンで3日間停止した事例や、1999年に日本で発電機出力が低下した事例などがある。
専門家は、過剰漁獲、プラスチック汚染、気候変動がクラゲの繁殖を助長する環境を作り出していると指摘している。(c)AFP