大リーグ公式戦で史上初の女性審判がデビュー、一塁塁審務める
このニュースをシェア
【8月10日 AFP】米大リーグ(MLB)のレギュラーシーズンの試合で、ジェン・パウォルさん(48)が女性として史上初となる審判を務め、歴史をつくった。
今週の昇格を前にマイナーリーグで1200試合以上審判を務めてきたパウォルさんは、9日にアトランタのトゥルーイスト・パークで行われたアトランタ・ブレーブス対マイアミ・マーリンズのダブルヘッダー初戦で一塁塁審を務め、偉業を成し遂げた。
パウォルさんは「その重みは認識しています。重大さを理解しています」と述べた。
ダブルヘッダー第2試合で三塁塁審を務める予定のパウォルさんは、10日の試合では球審として試合を裁くことになっている。
試合前のインタビューでパウォルさんは、「審判を始めたとき、『これは私のためにある』と思いました」「説明できないのですが、DNAに刻まれているんです」と語った。「男性も女性も、少年も少女も、プロの審判になるというのは実行可能なキャリアです。私は生計を立てられているし、情熱を持って取り組んでます。毎日懸命に努力し、次の日に向けて成長しています」
パウォルさんは2016年にルーキーリーグのガルフ・コーストリーグで審判を始め、昨年には2007年のリア・コルテシオさん以来となる女性審判として、春のオープン戦で試合を裁いた。
「ここまで上り詰めるのは、長く厳しい道のりでした」とパウォルさん。「自分の判定を正確にすることに集中していますし、これまでの道のりで私を支え、毎日より良い審判になる手助けをしてくれたすべての人に感謝しています」(c)AFP