レイプで有罪でも居座りの州議会議員、ようやく辞職 豪
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【8月8日 AFP】レイプの罪で有罪評決を受けたにもかかわらず辞職を拒否していたオーストラリアの州議会議員が8日、議会が除名決議を行う直前にようやく辞職した。議長が明らかにした。
ニューサウスウェールズ州の州議会議員だったガレス・ウォード被告(44)は先月、2013~2015年に18歳と24歳の男性2人を性的虐待した罪で有罪判決を言い渡された。
右派のウォード被告は勾留中、州議会からの辞職勧告を拒否していた。
ウォード被告は今週、州議会による除名決議を阻止するための裁判で敗訴した。
グレッグ・パイパー議長は議会で、採決が行われる約1時間前にウォード被告の辞表を受け取り、受理したと報告した。
ロン・ホーニグ下院院内総務は、「この107年間、下院が議員を除名せざるを得なかったことは一度もない。私たちがそのような決定を下そうとしていたという事実は、実に恥ずべきことだ」と述べた。
さらに、ウォード被告は「陪審の有罪評決を受けて」辞職すべきだったと付け加えた。
量刑は来月言い渡される予定だが、ウォード被告は有罪判決を不服として控訴する意向。(c)AFP