ガザを完全制圧すれども統治せず ネタニヤフ氏
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【8月8日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は7日、同国はパレスチナ自治区ガザ地区を完全制圧する計画だが、統治するつもりはないと述べた。
米FOXニュースに「ガザ全域」を制圧するつもりかと問われると、ネタニヤフ氏は「そのつもりだ」と答えた。
イスラエルメディアによると、ネタニヤフ氏は、人質が拘束されているとみられる人口密集地域で地上部隊が軍事作戦を展開する可能性のある攻撃拡大について、閣議決定を求めるとみられている。
ネタニヤフ氏はイスラエルが1967年に占領したが、2005年に軍隊と入植者を撤退させたガザについて、「保持したくない」と主張。
「安全保障上必要な緩衝地帯を維持したいだけで、統治はしたくない」「ガザについては、イスラエルを脅かすことなく適切に統治し、住民に良い生活を与えてくれるアラブ勢力に引き渡したい。それは(イスラム組織)ハマスでは不可能だ」と続けた。(c)AFP