トランプ氏、首都ワシントンの連邦統治を主張
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【8月7日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は6日、増加している犯罪に対抗するため、兵士の投入も含め、首都ワシントンを連邦政府が統治すべきだとの主張を再び展開した。
ワシントンの統治は50年以上続く協定の下、区長を含む地元選出のコロンビア特別区政府に委ねられ、連邦議会が監督役を担う。
トランプ氏は長年この協定に不満を抱いており、連邦例府がワシントンが統治し、ホワイトハウスがワシントンの運営に関する最終決定権を握るべきだと繰り返し主張してきた。
大統領がワシントンの警察を率いるべきかと記者団に問われると、トランプ氏は「ああ、検討している。犯罪がひどすぎるからだ」と回答。
「私たちは素晴らしく安全な首都を望んでいる。それを実現するつもりだ」と続けた。
「強盗、殺人、その他あらゆる犯罪の発生率をこのままにしてはおけない。その対応には州兵の投入も含まれる。おそらく非常に迅速に行われることになるだろう」と述べた。
警察の統計によると、民主党が主導権を握るワシントンでは、2025年上半期の暴力犯罪は前年同期比で26%減少した。
トランプ氏の就任前に司法省が発表した統計によると、ワシントンの犯罪率は2024年の時点で、すでに過去30年間で最低水準となっている。(c)AFP