ブラジル最高裁、ボルソナロ氏に自宅軟禁命令 SNS禁止違反
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【8月5日 AFP】ブラジルの裁判所は5日、使用を禁じられていたSNSを利用したとして、ジャイル・ボルソナロ前大統領を自宅軟禁下に置いた。クーデターを企てたとされる同氏と司法との対立がさらに激化する形となった。
ボルソナロ氏は、2022年の選挙でルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領に敗れた後も、権力の維持を図ってクーデターを計画した疑いで、最高裁判所で裁判にかけられている。
米国のドナルド・トランプ大統領は、この裁判を政治的動機に基づく「魔女狩り」だと非難しており、南米最大の経済国ブラジルに対し、強硬な関税措置を講じる構えを見せている。
ボルソナロ氏は、裁判の期間中、SNSの使用を禁じられており、また第三者による公の場での発言の共有も禁止されている。
しかし4日、支持者らはリオデジャネイロで開かれた連帯集会で、ボルソナロ氏が長男フラビオ氏と通話する様子を撮影した映像をインターネット上で公開し、この禁止令に反発した。
最高裁のアレクサンドレ・デ・モラエス判事は、この行為に強く反発。「政治的・経済的権力」を持つ被告が「司法を愚弄する」ことは許されないと述べた上で、同氏がたびたび裁判所の制限に違反していると指摘し、首都ブラジリアの自宅での軟禁を命じた。(c)AFP