【8月1日 AFP】アイルランド・ダブリンの控訴裁判所は31日、総合格闘技大会「UFC」の元王者コナー・マクレガー(36)が、昨年の民事裁判で性的暴行を告発した女性に対し損害賠償を命じられた判決への不服申し立てを棄却した。

ダブリンの高等裁判所は昨年11月、2018年に同地のホテルでマクレガーから性的暴行を受けた原告のニキータ・ハンドさん(35)に約25万ユーロ(約4270万円)の損害賠償の支払いを命じる評決を下していた。

裁判ではハンドさんを「残忍にレイプし、殴打した」とされたが、マクレガーは合意の上での性行為だったと主張した。

判決後、マクレガーは約150万ユーロ(約2億5600万円)と見積もられる訴訟費用全額も支払うよう命じられた。

マクレガーは陪審の決定を不服とし、民事訴訟の再審を求め、弁護団は司法上の誤りがあったと主張。特に、マクレガーがどのように反対尋問をされたかに問題があったと述べた。

しかし、控訴裁判所の裁判官3人は、マクレガーが提起した控訴のすべての理由を退けた。

マクレガーは「UFC」において史上最高のスター選手の一人であり、かつてフェザー級とライト級のタイトルを保持していた。(c)AFP