【7月30日 AFP】米東部ニューヨーク中心部マンハッタンのオフィス街の高層ビルで5人が死亡した銃撃事件で、容疑者は米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の事務所を狙った可能性があると地元当局が29日、明らかにした。

パークアベニュー345番地にあるオフィスビルで28日、シェーン・タムラ容疑者(27)が4人を射殺し、その後自殺した。

現場のビルにはNFLの事務所があり、ニューヨークのエリック・アダムス市長は、容疑者がNFLを非難していた可能性があることを明らかにした。

関係者によると、容疑者の財布から見つかった3ページの手書きのメモには、自身が慢性外傷性脳症(CTE)を患っており、NFLはアメフトの脳への危険を意図的に隠ぺいしていたと主張する内容が書かれていた。

容疑者はNFLでプレーしたことはなかったが、カリフォルニア州の高校でアメフト選手として活躍していたという。

ドナルド・トランプ米大統領は29日、今回の銃撃事件を「狂った暴漢による無意味な暴力行為」と非難し、法執行機関が徹底的に調査することを求めた。(c)AFP