女性重犯罪者が収監されている清州女子刑務所の内部の様子=tvN「You Quiz on the block」(c)MONEYTODAY
女性重犯罪者が収監されている清州女子刑務所の内部の様子=tvN「You Quiz on the block」(c)MONEYTODAY

【07月30日 KOREA WAVE】韓国の女性重犯罪者を収容する清州女子刑務所で、受刑者同士が手紙だけでなく体毛や体液までもやりとりしていたという衝撃的な証言が明かされた。

7月23日に放送されたtvNのバラエティ番組「You Quiz on the block」では、同刑務所で勤務する女性刑務官キム・ヘジョン氏とト・ユジン氏がゲストとして出演。受刑者たちの実態について語った。

清州女子刑務所には、韓国国内で大きな社会的非難を受けた犯罪者が多数収監されている。財閥3世を装い性別を偽って巨額詐欺に及んだ▽元夫殺害▽保険金目的で親族や知人10人を殺害または失明させた▽女子大生を空気銃で殺害させた▽16カ月の養子を虐待し死亡させた――などの事件にかかわった受刑者が含まれる。

ト・ユジン氏は「受刑者らは手紙のやり取りを頻繁にしている。規定上、中身までは検閲できないため、禁止物の有無を確認するにとどまるが、1日数百通に及ぶ手紙の仕分けと検査は大きな負担だ」と明かした。

知らない受刑者同士が手紙をやりとりする方法について問われると、「自分の房にいるXX番の受刑者がきれいだと紹介し、他の房の受刑者を紹介してほしいという依頼もある。手紙を送るには相手の受刑番号が必要で、無作為に番号を書いて送ったものが偶然マッチすることもある」と語った。

さらに、受刑者らは柔軟剤の香りをつけた手紙を送ったりする工夫を凝らしており、「想像を超える内容物が入っていることもある。実際に体毛や体液が同封されていたケースもあった」と告白した。

この発言を聞いた番組のMCユ・ジェソクとチョ・セホも驚愕。視聴者からも「刑務所内でペンパル?どれだけ緩いんだ」「刑務官は極限職業だ」などの反応が寄せられた。

韓国で初の女性重犯罪者専用刑務所である清州女子刑務所の内部実態が公に語られることは珍しく、今回の放送は大きな波紋を呼んでいる。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News