イスラエル軍の夜間空爆、女性と子ども含む30人死亡 ガザ
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【7月29日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区の民間防衛局は29日、イスラエルの空爆により中部ヌセイラトで少なくとも30人が死亡したと発表した。犠牲者には女性や子どもも含まれている。
民間防衛局のマフムード・バッサル報道官は、夜間から朝にかけて行われた空爆について、「ヌセイラト難民キャンプ内の複数の民家が標的となった」と述べた。
地元のアル・アウダ病院は、「殉教者30人の遺体を受け入れた。この中には女性14人と子ども12人が含まれていた」と発表した。
イスラエル軍からのコメントは、現時点で出されていない。
イスラエルによるガザ攻撃は、2023年10月7日のパレスチナ武装組織ハマスによる襲撃を受けて始まり、これまでにガザ地区では5万9900人以上が死亡したと、ハマスが統治する同地区の保健省は発表している。
イスラエルは先週末、同地区が飢きんに陥るのを防ぐよう国際世論からの圧力を受け、援助物資の搬入を目的とした一連の「戦術的休止」を宣言した。休止は日曜日から始まり、毎日午前10時(日本時間午後6時)から午後8時まで「主要な人口密集地域」で実施される。
ネタニヤフ首相府によると、指定された援助物資搬送ルートは午前6時から午後11時まで安全が確保される。ただし、夜間の攻撃は続いている。(c)AFP