タイ、カンボジアが停戦違反と非難
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【7月29日 AFP】タイ軍は29日、カンボジアが数時間前に発効した国境地帯での軍事衝突をめぐる停戦に違反したと非難し、停戦発効後も衝突が続いていると述べた。
28日にマレーシアで行われた和平協議の後、タイとマレーシアは800キロに及ぶ国境地帯にあるいくつかの古代寺院をめぐる戦闘を終結させるため、29日午前0時(日本時間同2時)に無条件停戦を開始することで合意した。
タイ軍のウィンタイ・スワリー報道官は、「合意発効時、カンボジア軍がタイ領内の複数の地域に武力攻撃を開始したことをタイ軍は察知した」「これは意図的な合意違反であり、相互の信頼を損なう明白な試みだ」と主張。
「タイは適切な対応を取り、正当な自衛権を行使せざるを得ない」と付け加えた。
国境から20キロ離れたカンボジアのサムラン市のAFP記者によれば、爆発音は28日午後11時半にやみ、その後夜明けまで静寂が続いた。(c)AFP