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【07月29日 KOREA WAVE】韓国で“退勤後ショッピング族”を狙った流通業界の動きが活発化している。新型コロナウイルスの流行以降、会社帰りの飲み会や娯楽よりも、自己投資や趣味への消費に時間を充てる傾向が強まったことが背景にある。

オンラインショッピングモール「11番街」は、午後6時以降の通勤帰宅時間帯を狙って「60分ラッシュ」サービスを展開している。毎日午後6時からの1時間、MD(商品企画者)が厳選した人気商品を数量限定で割引販売する仕組みで、2月のサービス開始からわずか5カ月で累計決済取引額は500億ウォン(約55億円)を超えた。

同社はさらに、午後9時から深夜0時まで「深夜マート」コーナーを新設し、スーパーマーケットの商品をオンライン最低価格で販売する新戦略にも乗り出している。

コンビニ業界もこの“夜の消費”を取り込もうとしている。GS25は午後9時から11時まで「夜間開店」プロモーションを実施し、大容量飲料を30%引きで販売中だ。また、専用アプリを通じて注文した商品を指定時間に近隣店舗で受け取れる「ピックアップ」サービスも拡充している。

実際に、GSリテールの「ウリトンネGS」アプリでは、午後6時から9時までの予約ピックアップが全体の35.3%を占めており、CUの「ポケットCU」アプリでも同時間帯が最多の25.5%を占めるなど、夕方の需要の高さが明らかになっている。

このように夕方以降の消費層が浮上する背景には、コロナ前とは異なるライフスタイルの定着がある。かつては退勤後に同僚と夕食を共にする文化が根強かったが、最近は個人時間を優先する傾向が強まっている。

KB国民カードの調査によると、2023年1~8月のソウル市内(光化門・江南・汝矣島・九老・板橋)での就業者のカード利用データを分析したところ、夕方の飲食関連支出金額は2019年比で15%増加した一方、件数は8%減少。外食の回数は減ったが、一度あたりの支出が増えている。

さらに、余暇関連の支出も伸びており、1人あたりの月平均利用金額は2019年の7万2000ウォン(約8000円)から2024年には8万6000ウォン(約9500円)へと1万4000ウォン増加。利用回数も月2.1回から2.3回へ微増している。退勤後の“自分時間”を大切にする流れが明確になっている。

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