【7月21日 CGTN Japanese】中国西部の陝西省にある周至国家級自然保護区管理局は7月16日、今年上半期に撮影した赤外線カメラのデータを整理したところ、雪の上で活動している非常に珍しい茶色のジャイアントパンダの貴重な映像を確認できたと発表しました。これは同省で撮影された12回目の茶色パンダの野外活動を示す映像記録です。

同保護区によると、この映像は北京時間2025年1月1日午後6時15分に、保護区内の老県街保護ステーション管轄区域にある秦嶺山脈の主稜線に近い正南溝で撮影されました。赤外線カメラの画面は、壮健な体格の茶色のパンダが夜間に雪の中を歩き回り、典型的な縄張りマーキング行動である臀部を木の幹にこすりつけて自らの匂いを残す様子が捉えていました。

この映像は、同保護区が2021年4月16日以来、2度目となる茶色パンダの野外活動の独自撮影に成功したものです。

野生の茶色パンダの記録は、パンダという生物種の多様性や遺伝学、生態適応性を研究する上で、かけがえのない科学的価値を持ちます。これまでに11回報告された野生の茶色パンダの痕跡の中で、個体そのものや写真が確認されたのは7例のみです。場所はいずれも陝西省内で、漢中市では5例、宝鶏市と西安市では1例ずつです。今回の発見は同保護区がパンダの重要な生息地としての生態学上の価値を改めて裏付けるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News