【8月12日 東方新報】市場監督総局が16日に発表した情報によると、国家標準化管理委員会が制定した「生分解性プラスチック製買い物袋」に関する国家標準の実施から5年以上が経過し、「レジ袋規制令」などの政策と連動して、中国では毎年約200億枚の従来型プラスチック袋の使用が削減されている。これにより、廃棄されたプラスチックが適切に処理されないことで生じる「白色汚染」の問題の改善に大きく貢献している。

この国家標準では、生分解性プラスチック製の買い物袋の原材料は、バイオマス資源または生分解性の合成高分子でなければならないと定められており、カーボンニュートラルに向けた取り組みを技術面で後押ししている。例えば、ポリ乳酸(PLA)を原料とした生分解性の袋は、従来のポリエチレン(PE)袋に比べて総合的な二酸化炭素排出量を70%削減できる。過去5年間で削減されたレジ袋の量は、原油に換算すると120万トン、二酸化炭素排出削減量は84万トンに相当する。毎年200億枚のレジ袋が代替されることで、都市の生活ごみに占めるプラスチックの割合も大幅に減少している。

国家標準では、生分解性プラスチック製買い物袋を「食品に直接触れる用」と「非食品用」の2種類に分類し、それぞれの袋に分類、サイズ、環境保護や安全に関する表記を明記することを義務づけている。これにより、消費者の「環境に優しい消費」への期待に応え、環境意識を実際の行動につなげる契機となっている。消費者による「分解袋」への認知度は50%を超え、有料でも使いたいという意識も高まっている。こうした「分解袋」での買い物が、スーパーや市場などでの一般的な習慣となるにつれ、製造コストの低下にもつながり、さらに普及が進んでいる。

この国家標準は、生分解性素材の技術革新と産業イノベーションの融合を促進しており、技術の進展に伴い、ポリ乳酸(PLA)やポリヒドロキシアルカン酸(PHA)などの素材コストは、従来型の分解性プラスチックに比べて30%以上低下している。これにより企業の生産意欲も高まり、浙江省(Zhejiang)や広東省(Guangdong)などでは20社を超える大手企業が中心となって産業クラスターが形成されている。2020年から2024年にかけて、中国の生分解性プラスチック製買い物袋の生産能力は年間20%以上の成長率を記録し、2024年には市場全体の生産量が約50万トン、産業規模は100億元(約2069億6300万円)を超えた。2030年には、年間生産量が200万トン、市場規模が600億元(約1兆2417億円)を超えると予測されている。

市場監督当局は今後もこの国家標準の実施をさらに推進し、炭素排出量削減とレジ袋削減の取り組みに制度面で貢献し、「美しい中国」の実現を後押ししていく考えだ。(c)東方新報/AFPBB News