【7月17日 AFP】男子ゴルフ、今季メジャー第3戦の全米オープン選手権が行われたペンシルベニア州オークモントのオークモント・カントリークラブが今週、ロッカールームに損害を与えたとして、2023年の全米オープン覇者ウィンダム・クラーク(米国)に出入り禁止処分を科した。

クラークは6月、ピッツバーグ郊外の同クラブで行われた全米オープンで予選落ちを喫してロッカーを破壊。その後写真がSNSに掲載され、この件について謝罪していた。

この処分は、同クラブのジョン・リンチ会長が、今週クラブ会員に宛てた手紙で明らかにした。米ゴルフ・ダイジェストやスポーツ専門チャンネルESPN、ゴルフチャンネルは書簡を入手している。

リンチ会長は「全米ゴルフ協会(USGA)とOCC(オークモント・カントリークラブ)理事会による複数回の協議の結果、クラーク氏にはOCCの敷地への立ち入りを許可しないという決定が下された」と記した。

「この決定は、理事会が正式に再考し、承認しない限り有効となる。復帰は、クラーク氏が特定の条件を満たすことが前提となる」

その条件には損害賠償金の全額支払いや理事会が選んだ慈善団体への「意義ある貢献」、カウンセリングまたはアンガーマネジメントセッションの完了が含まれる。(c)AFP