世界経済にさらなる安定性と確実性を・中国
このニュースをシェア
【7月25日 People’s Daily】「粘り強さ」「楽観」「鼓舞」、これは国際メディアが中国経済の第一四半期のパフォーマンスを評価する際に頻繁に用いるキーワードだ。世界の貿易秩序が深刻な打撃を受け、市場見通しが世界的に低迷する中、中国経済は良好なスタートを切り、安定的な成長と回復の勢いを維持し、質の高い発展が新たな段階へ進もうとする前向きなシグナルを発信した。これによって、変動に震える世界経済に貴重な自信を注入した。
単独行動主義や保護主義の台頭で、中国経済は困難に直面しながらも前進を続け、世界経済の重要なエンジンとして継続的な機能を発揮している。
中国国家統計局は先日、2025年第1四半期の国民経済データを発表した。暫定集計によると、第1四半期の国内総生産(GDP)は31兆8758億元(約652兆4976億円)で、価格変動を除いた実質ベースで前年同期比5.4%増、前四半期比1.2%増となり、中国経済の揺るがぬ底力と力強い原動力を反映したものとなった。5.4%の成長率は、昨年の年間成長率の5%を上回り、昨年第1四半期の5.3%も上回っており、世界の主要な経済体の中で上位にランクインしている。
ドイツ中国経済教育文化協会の会長・ベルント・アインマイヤー(Bernd Einmaier)氏は「中国経済が複雑な環境下で相対的に安定した成長を維持していることは、その安定性自体が重要な世界的な公共財であり、世界市場の不安定性を緩和する役割を果たしている」と話している。
中国は多様な市場を積極的に形成し、各方面との産業チェーン・サプライチェーンの協力関係を深化させることで、自国の耐久力を強化すると同時に、貿易相手国との共栄発展のサポートも行っている。
中国の第1四半期の貨物貿易の輸出入額は10兆3000億元(約210兆8410億円)で、前年同期比1.3%増となり、輸出入規模は過去の同期比で最高を記録した。中国は170の国と地域への輸出が全て増加し、中でもアジア・アフリカ向けの輸出の増加率は全体平均を上回った。また「一帯一路(Belt and Road)」協力国との輸出入は前年同期比2.2%増加し、輸出入総額の51.1%を占めた。欧州連合(EU)へのスポーツ用品輸出、東南アジアへの化粧品輸出は、ともに二桁成長を記録した。
多くの外国貿易企業はグローバル市場の多様化が進む需要に迅速に対応している。「高品質商品」「新商品」「トレンド商品」を次々と投入し、より多様でバランスの取れた貿易構造の構築を進め、外部から受ける衝撃への耐久性を強化し続けている。
中国経済は「グリーン化」「新産業化」「知能化」の方向へ発展し、新しい成長の動力の育成を加速している。フランスの新聞「ル・モンド(Le Monde)」のウェブサイトは「第137回広州交易会は、北京と世界との貿易関係の風向計だ。世界各国のバイヤーが中国から物品を調達しており、『世界の工場』という表現が最もリアルに体現されている」と報じている。
コーヒーメーカーや掃除ロボットのような小型製品から、船舶や海洋工事の装備のような大型製品まで「メイドインチャイナ」の高付加価値化、スマート化、グリーン化の構造転換が、強力なパワーを発揮し続けている。中国は世界最大の製造業大国としての地位を15年連続で維持し、産業体系(サプライチェーン)が完備され、セットアップ能力が充実している。
専門家は「中国には、強力な工業生産能力、効率的なグローバルサプライチェーンとの協調能力、そして常に高まり続ける競争力があり、困難に直面しても強い回復力を発揮する」と指摘する。
各種のマクロ政策が継続的に効果を発揮し、イノベーションの牽引機能が常に強化され、国内需要とイノベーションの駆動力を両輪とする経済成長の新局面が形成されつつある。第1四半期、中国の社会消費物資の小売総額は前年同期比4.6%増加し、前年通年比で1.1ポイント加速した。
一定規模以上のハイテク製造業の付加価値は9.7%増加し、情報伝送、ソフトウェア、情報技術サービス業の付加価値は10.3%増加した。政策支援の後押しにより、産業イノベーションの原動力が継続的に強化されている。
「珠海-ブラジル」直行航路が開設され、粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア、Guangdong-Hong Kong-Macau Greater Bay Area)とブラジル・サンタナ港を結ぶ海上の新ルートも開通した。複数のECプラットフォームが、外需型企業の国内市場開拓を支援するための出資を発表し、多くの大型スーパーマーケットも「グリーンチャンネル(特別販路)」を設けて「輸出向けの優良商品」を店頭販売するなど、中国の超大規模市場の潜在力が着実に発揮されつつある。ハイレベルな対外開放政策も継続的に進展し、中国と世界の良好な相互連携と世界の共栄発展を後押ししている。
中国経済は基盤が安定し、優位点も多く、回復力が強く、ポテンシャルが大きい。長期的に良好な成長を支える条件と基本的な傾向に変化はない。
中国は、自国のなすべきことに尽力し、質の高い発展を推し進め、ハイレベルの対外開放を拡大し、世界各国と発展の機会を共有し、世界経済にさらなる安定性と確実性をもたらすことを目指している。(c)PeopleʼsDaily/AFPBBNews