【7月21日 People’s Daily】2025年前半の中国経済は、各種の先行指標において回復基調を維持してきた。なかでも3月に発表された製造業や物流関連のデータは、産業界の回復と市場の活性化を示していた。

中国製造業購買担当者指数(PMI)は50.5%で、前月比0.3ポイント上昇し、2か月連続で拡大方向を維持した。

中国物流業景気指数は51.5%で、前月比2.2ポイント上昇し、サプライチェーンの上下流の回復が加速し、産業界の需要も秩序立って回復しつつある。

中国電子商取引物流指数は前月比110ポイントの大幅上昇となり、Eコマース物流の活気がさらに高まった。

先行指標はマクロ経済のバロメーターとして、経済の動きを直接的に反映するものだ。3月の先行指標は継続して拡大方向を維持し、中国経済の多方面にわたる積極的な変化を示している。中国経済は今年に入り安定したスタートを切り、イノベーションの原動力がさらに強まり、発展の流れは新たな分野へと広がり、好ましい方向に進み、年間を通じた安定成長の基盤が築かれつつある。

先行指標の連続拡大は、中国経済の回復力を示している。

PMIの細目指数を見ると、3月の製造業の「新規受注指数」は51.8%で、2か月連続で51%を超えた。需要側の成長の加速が企業側の生産意欲を高めさせた結果、生産指数が52.6%となり、2か月連続で52%を超えた。

需給双方が回復し、市場信頼感を高めるとともに、企業の先行き期待を安定させている。

3月、製造業の「生産予測指数」は53.8%、これで6か月連続54%前後という良好な水準が維持された。

製造業の「新規輸出受注指数」も2か月連続で上昇している。単独行動主義や保護主義が深刻化する中、中国の対外貿易はなおも回復力と活力を維持している。第1四半期、深セン市(Shenzhen)の空港では輸出入貨物量が24万トンに達し、前年同期比22.6%増加した。山東煙台港の一般貨物定期船の出荷量は456万6000トンで、前年同期比84.7%増加した。また成都税関所属の成都双流国際空港(Chengdu Shuangliu International Airport)税関が管轄した輸出入貨物量は6万2000トンで、26.7%の増加となった。
  
先行指標が2か月連続で拡大し、中国のイノベーションの活力が盛り上がりを見せている。

中国のEV車大手の比亜迪汽車(BYD)が「スーパーeプラットフォーム」を発表し、超高速充電など複数の先進技術で、量産車として多数の世界最高記録を塗り替えた。

広州市(Guangzhou)で世界初となる30インチ超の「動画対応電子ペーパーディスプレイ」が発表され、カラー電子ペーパーはついに動的表示の時代に突入した。 

超大口径泥水シールドマシン「通澤号」が正式に現場投入され、中国の地下工事における先端設備の研究開発に新たなブレークスルーを起こした。

このような新しいレベルの生産力が発展し、経済成長の新たな原動力が加速的に増強されている。3月の装備製造業における「購買担当者景気指数の新規受注項目」が、2023年4月以降で最高値を記録した。

業界の大多数の専門家が、中国の安定した経済成長と技術革新の力が、地域と世界経済の発展に新たな活力と自信をもたらし、全世界的な成長の重要な駆動力になると指摘している。「イノベーション」は中国製造業を象徴する鮮明な「表札」となっている。

中国政府は3000億元(約5兆9880億円)の「超長期特別国債」を発行し、耐久消費財の中古買い替え支援を強化し、消費の潜在力を掘り起こした。

また、国有大手商業銀行の資本増強のため、5200億元(約10兆3792億円)の資金調達を計画し、実体経済への支援能力を増強しようとしている。

さらに、外資導入と対外貿易の安定化を目的とした政策措置を発表し、ハイレベルな対外開放政策の継続的な拡大を図っている。

このような一連の政策が効果を発揮し、経済指標の回復と上昇を後押ししている。

消費分野を例に取ると、耐久消費財の中古買い替え支援など一連の消費促進のための追加的政策にけん引されて、消費の潜在力は継続的に活性化され、消費体験も絶えず革新され続けている。

現在「リアルタイム小売り(即配サービス)」や「ライブコマース」など消費の新業態が急成長しており、「リアルタイム小売り」の消費は日常化し、「即配サービス」の注文量が急増している。これによって「Eコマース物流指数」が顕著な回復を見せ、製造業の「新規受注指数」も伸びが加速している。(c)PeopleʼsDaily/AFPBBNews