【7月14日 AFP】ナイジェリアのムハマドゥ・ブハリ前大統領が13日に死去した。82歳。大統領府が発表した。ブハリ氏は軍事政権の強硬派として、その後は民選の民主主義者として国を率いた。

ボラ・ティヌブ大統領は声明で、前任のブハリ氏が「長患いの末」、英ロンドンで午後4時30分ごろに亡くなったと述べた。

1980年代に軍事指導者として強権を振るいナイジェリアを統治したブハリ氏は、その後「転向した民主主義者」と自らを再定義し、2015年には現職を破った初の野党候補として歴史に名を刻んだ。

在任中は汚職やジハード主義組織の暴力行為を止められず、健康状態への不安や経済政策、安全保障に対する懸念がありながらも、2019年には再選した。

ティヌブ大統領は、「公共サービスにおける規律を推進し、汚職に正面から立ち向かい、常に個人の利益よりも国を優先した」とブハリ氏について述べた。一方で、在任中に汚職や貧困、武力による暴力といった長年の問題が解決されず、治安部隊による人権侵害の疑惑もあったと批判の声も上がっている。(c)AFP