ガザ停戦、交渉停滞 イスラエル軍の駐留継続案にハマス反発
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【7月13日 AFP】開始からほぼ1週間が経過したガザ停戦交渉は12日、イスラム組織ハマスとイスラエルの双方が互いを非難する中で行き詰まりを見せている。
カタールでの間接交渉に詳しいパレスチナの情報筋はAFPに対し、60日間の停戦合意を妨げているのは、荒廃したパレスチナ自治区ガザ地区にイスラエル軍を駐留させ続けるというイスラエルの提案だと述べる。
この情報筋によると、イスラエルはハマスの要求するガザからの完全撤退を拒否している。イスラエルの提案は、パレスチナ領土の40%以上に軍を維持し、数十万人の避難民をエジプトとの国境に近いラファの都市近くの小さな地域に押し込むことだと説明した。
一方、イスラエルのメディアは、間接交渉の詳細を知る匿名の外国高官の言葉として、13日に新しい地図が提示されると報じた。地図はイスラエル側の提案を反映したものとみられる。
この高官はAFPに宛てた声明で、ハマスが提案を拒否し「交渉を妨害しようとしている」と非難。「イスラエルは交渉において柔軟な姿勢を見せているが、ハマスは妥協を拒み、仲介者による合意の進展を妨げる立場に固執している」と主張した。(c)AFP