【7月11日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(79)は、約1年前に暗殺されかけた事件について、警備に「ミスはあった」が捜査には満足していると述べた。米大統領警護隊(シークレットサービス)は10日、職員6人を懲戒処分にしたと発表した。

12日に放送されるFOXニュースの番組「マイ・ビュー・ウィズ・ララ・トランプ」とのインタビューの抜粋で、トランプ氏はシークレットサービスにとっては「最悪な日だった」と述べた。

トランプ氏は、次男エリック氏の妻ララ氏が行ったインタビューで、「ミスはあった。起きてはならないことだった」と述べた。

ペンシルベニア州バトラーでの選挙集会で演説中に銃弾を受け、耳を負傷したトランプ氏は、暗殺未遂犯が会場を見下ろせる「最高に条件の良い建物」にアクセスできた点を指摘した。

観覧席にいた1人が死亡し、トランプ氏の他に2人が負傷した後、カウンタースナイパーが銃撃犯のトーマス・クルックス容疑者(20)を射殺した。

トランプ氏は「スナイパーは遠距離から一発で仕留めることができた。もしそうしていなかったら、状況はさらに悪化していただろう」「スナイパーの名前はデイビッド。素晴らしい仕事をした」と述べた。

事件後の捜査と「より大きな計画」について、トランプ氏は「満足している」と述べた。

トランプ氏は事件を振り返りながら「忘れられない出来事だった」「何が起こっているのか、正確には分からなかった。撃たれた。それは間違いない。幸いにもすぐに倒れた。人々が叫んでいた」と語った。

シークレットサービスは声明で、2024年7月13日に起きた暗殺未遂事件は「まさに悲劇」であり、「失敗が一切許されない任務の重要性を改めて認識させてくれた」と述べた。

失敗の原因として通信上、技術上、人的なミスを挙げ、法執行機関同士の連携や空から監視する部署の設置など、改革が進行中でだと続けた。

シークレットサービスによると、職員6人が懲戒処分を受けた。内容は10~42日間の無給停職処分で、6人全員が業務を制限されるか、現場以外の業務に就く。

警備強化策の一環として、トランプ氏を乗せる装甲ゴルフカート団の増強も行われている。トランプ氏は週末にゴルフを楽しむことが多く、昨年9月にはフロリダ州でのプレー中を狙われ、暗殺未遂事件が起きた。

シークレットサービスのショーン・カラン長官は声明で、「このような事件が今後二度と起こらないよう、多くの措置を講じている」と述べた。(c)AFP