中国・雲南麗江:現地の繁栄を支える黄金色のマンゴー
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【7月16日 Peopleʼs Daily】雲南省(Yunnan)麗江市(Lijiang)華坪県(Huaping)を歩くと、山一面に広がるマンゴーの樹林が見える。統計資料によると、県内でマンゴー関連の仕事に従事する住民はおよそ10万人、マンゴーは現地の主要産業となっている。
「華坪県マンゴー産業発展センター」の張国輝(Zhang Guohui)主任は「マンゴー栽培の第一歩は、まず品種を選ぶことだ。同じ中熟種でも、麗江の紅マンゴーは1斤(500グラム)当たり5~6元(約101~121円)で売れる。これは市場のニーズに合っているためだ。糖分が適度で、見た目が美しい」と解説する。
張氏の話では、2006年に「麗江紅マンゴー」の試験栽培を開始したが、ここ2、3年でこの人気が急上昇しているとのことだ。近年、同県はさらに品種改良を進め、市場のニーズに合わせた品種を推奨、農家への研修を通じて改良品種の栽培を指導しているという。
栄将鎮(Rongjiang)果子山(Guozishan)の農家・陳興琴(Chen Xingqin)さんは2種類のマンゴーを栽培している。栄さんの心配点は「品種が多すぎると管理が難しい。しかし、単一品種だと価格変動が起きた時に収入への影響が大きい」ということだ。
張主任は「品質は製品の人気を左右する鍵だ。華坪では多くの農家の収入はマンゴー栽培に依存しているので、畑の管理には投資を惜しまない。管理レベルの差はマンゴーの収量と商品果実の等級に直結し、1ムー(約667平方メートル)当たりの収量には3~4倍の格差が生じる」と説明する。
張氏によれば、近年、同県は「優良品種確保、優良土地確保、優良栽培方法確保、肥料削減、農薬削減、植栽密度削減」など技術的な対策を徹底的に実施し、引き続きマンゴーの品質の向上を推し進めている。
「ブランド化」は商品の付加価値向上に役立つ。農家から直接購入できる一般品種のマンゴーは通常1斤2元(約40円)だが、等級分けや包装などを経ることで、販売価格は大きく上昇するという。
マンゴーの栽培、加工、販売までを手掛ける地元企業「麗江華坪金マンゴー生態開発」の鄒傑(Zou Jie)総経理は「麗江のマンゴーは、サイズが均一になり、より良い品質が保証されるようになった。県は『麗江マンゴー』という公式ブランドを育て上げ、その知名度は高まり続けている」と紹介した。
マンゴー産業の質の高い発展には、冷蔵物流体制(コールドチェーン)や一般物流、深加工など、産業全体の流れを支える仕組みの整備が欠かせない。
最初の加工品・乾燥果実(ドライマンゴー)から、今では果肉ペーストの製造まで、現地のマンゴー産業チェーンは着実に拡大している。
統計データによると、昨年の華坪県のマンゴー農業生産額は30億5000万元(約615億4900万円)に達し、黄金色に輝くマンゴーが今まさに繁栄する産業の支えとなっている。(c)PeopleʼsDaily/AFPBBNews