ネタニヤフ氏、トランプ氏をノーベル平和賞に推薦「次々と平和を築いている」
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【7月8日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は7日、ドナルド・トランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦したと発表し、ノルウェー・ノーベル委員会に送った推薦状をトランプ氏に手渡した。
ネタニヤフ氏は米ホワイトハウスでトランプ氏と夕食を共にした際、「彼は今まさに、さまざまな国や地域で次々と平和を築いている」と述べた。
トランプ氏は、議員を含む自身の支持者によって何度もノーベル平和賞に推薦されているが、受賞できていないことへの憤りを隠そうともしていない。
トランプ氏は、インドとパキスタンの紛争やセルビアとコソボの紛争で調停役を務めたにもかかわらず、ノルウェー・ノーベル委員会に功績を見落とされていると不満を漏らしている。
また、エジプトとエチオピアの間の「平和維持」と、イスラエルと複数のアラブ諸国の国交正常化を目指す「アブラハム合意」の仲介についても、自らの功績だと主張している。
トランプ氏は2024年大統領選で、自身を「ピースメーカー(調停者)」と位置づけ、交渉術を駆使してウクライナおよびパレスチナ自治区ガザ地区での紛争を迅速に終結させてみせると豪語していたが、就任から5か月以上が経過した今も、両紛争は依然として激化している。(c)AFP