アルカラスとサバレンカが順当に8強入り ウィンブルドン
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【7月7日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権は6日、男子シングルス4回戦などが行われ、大会第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は6-7 (5/7)、6-3、6-4、 6-4で第14シードのアンドレイ・ルブレフを下し、準々決勝進出を果たした。
大会3連覇を目指すアルカラスは、不安定なスタートを切りながらも最高潮の状態を取り戻し、勝利を手にした。
7度の大会制覇を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)や世界ランク1位のヤニック・シナー(イタリア)が好調を維持する中、アルアカラスは今大会の3回戦までに3セットを落とし、ルブレフにも第1セットを奪われるなど調子に波がある。次戦は、大会で唯一勝ち残っている英国人選手のキャメロン・ノーリーと対戦する。
第5シードのテイラー・フリッツ(米国)は、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)の途中棄権によって勝ち上がり、準々決勝では第17シードのカレン・ハチャノフとの対戦が決まった。
女子シングルスでは、第1シードのアリーナ・サバレンカが6-4、7-6(7/4)で第24シードのエリーゼ・メルテンス(ベルギー)を下し、8強入りを果たした。
上位6シードの中で唯一勝ち残っているサバレンカは、元ダブルスのパートナーであるメルテンスに厳しい戦いを強いられたものの、まだ今大会では1セットも落としていない。準々決勝ではラウラ・シグムンド(ドイツ)と対戦する。
アナスタシア・パフリュチェンコワはソナイ・カータル(英国)に7-6(7/3)、6-4で勝利したものの、自動ライン判定システムの故障もあって、精神的なリセットを要することになった。
第1セットのゲームカウント4-4の場面で、カータルのバックハンドが明らかにベースラインを越えたが、判定は下されず、主審はポイントのやり直しを命じた。カータルが最終的にこのゲームを奪った事で、パフリュチェンコワは怒りをあらわにして「私からゲームを奪った」と主審に訴えた。それでもパフリュチェンコワはタイブレークの末にこのセットを奪い、その後白星を収めた。
技術的な不具合については、他の選手からも懸念の声が上がっている。(c)AFP
