【7月6日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権は5日、男子シングルス3回戦などが行われ、大会第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は6-3、6-0、6-4で同胞のミオミル・ケツマノビッチを下し、記念すべき大会通算100勝目を挙げた。

オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)での100勝は、120勝を挙げた女子のマルチナ・ナブラチロワ、大会通算8度の優勝を誇り、105勝を挙げた男子のロジャー・フェデラーに次ぐ記録となった。

「とても歴史的なこと。素晴らしい響きだ。この立場にいられることにとても感謝している」と述べたジョコビッチは、通算20回目の大会出場で17回目の4回戦進出を果たしている。

ジョコビッチと準決勝で対戦する可能性がある第1シードのヤニック・シナー(イタリア)は、6-1、6-3、6-1で世界ランク52位のペドロ・マルティネス(スペイン)を圧倒して16強に駒を進めた。4回戦では第19シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。

2回戦で第4シードのジャック・ドレイパー(英国)を下した世界83位のマリン・チリッチ(クロアチア)は、6-3、3-6、6-2、6-4でハウメ・ムナル(スペイン)を退け、決勝に進出した2017年大会以来の4回戦進出を決めた。また、第10シードのベン・シェルトン(米国)も勝ち上がった。

女子シングルスでは、前回女王で第17シードのバルボラ・クレイチコバ(チェコ)が第10シードのエマ・ナバーロ(米国)に6-2、3-6、4-6で敗れた。負傷に苦しんでいたとみられるクレイチコバは試合終盤に目に涙を浮かべ、大会から姿を消した。

5度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る第8シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)は、ダニエル・コリンズ(米国)に6-2、6-3で勝利して4回戦に進出。第7シードのミラ・アンドレーワも6-1、6-3でヘイリー・バプティスト(米国)を退け、勝ち上がった。

一方、ウィンブルドンで優勝経験のある第11シードのエレナ・ルバキナ(カザフスタン)は、6-7(6/8)、3-6で第23シードのクララ・タウソン(デンマーク)にまさかの黒星を喫した。(c)AFP