ハメネイ師、軍事衝突以降初めての公の場に イラン国営メディア
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【7月6日 AFP】イランの最高指導者アリ・ハメネイ師(86)は5日、イスラエルとの12日間にわたる武力衝突以降、初めて公の場に姿を見せた。テヘランでの宗教儀式に参加したもので、国営メディアが報じた。
国営放送は、イスラム教シーア派にとって重要なイマーム(指導者)フセインの殉教記念日を祝う宗教行事に参加するハメネイ師と、歓迎する人々の姿を映した映像を放送した。
映像では、ステージに立つハメネイ師と、群衆が拳を突き上げて「われわれの指導者のために、われわれの血を!」と叫ぶ様子が確認できた。
映像は首都テヘラン中心部にある、イスラム共和国の創設者ホメイニ師の名を冠したイマーム・ホメイニ・モスクで撮影されたという。
ハメネイ師は先週、事前に録画された動画でメッセージを発信したが、イスラエルが6月13日に奇襲空爆を開始して以降、公の場に姿を現すのは初めてだった。
イランの司法当局によると、イスラエルによる空爆では900人以上が死亡した。一方、イランの報復ミサイル攻撃により、イスラエルの都市部では少なくとも28人が死亡したとされる。(c)AFP