100回以上の衝突試験と3万回のシミュレーション…韓国・現代車グループ、世界基準の安全
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【07月05日 KOREA WAVE】韓国・現代自動車グループは、グローバル販売の拡大とともに主要な安全性評価でも相次いで最高等級を獲得し、技術競争力を証明している。
現代車グループは4日、海外市場向けの主力モデルが強化された衝突安全評価で相次いで最高水準の成績を収め、「安全で商品性の高い自動車」という認識が消費者に広まって販売が増加していると明らかにした。
実際、現代車グループは海外市場で2021年に約540万台、2022年に約561万台、2023年に約597万台、2024年に約598万台を販売し、継続的に販売台数を増やしている。
また、地政学的リスクの増加やEVギャップの継続など不確実な経営環境が続いている中でも、2025年上半期には約302万台を販売し、2024年同期間に比べて販売台数が増加するなど、着実な成長を続けている。
◇「安全を最優先」とする理念
これは、現代車グループが安全を最優先とする理念のもとで研究開発を繰り返し、世界最高水準の安全性を確保したことが大きく寄与したとの評価だ。実際、現代車グループの主なモデルは、「米国道路安全保険協会(IIHS)」や「ユーロNCAP」など、米欧の代表的な新車安全評価機関から最高水準の安全性を認められている。
現代車グループはIIHSの衝突安全評価で「最も安全な車」を意味する「トップ・セーフティ・ピック(TSP)」「トップ・セーフティ・ピック・プラス(TSP+)」の等級に、2021年から5年間で合計106モデルが選定されており、自動車グループ基準で最多記録となっている。競合グループであるトヨタグループは同期間に80件、フォルクスワーゲングループは62件、マツダは40件が選定された。
現代車グループは2021年に28件、2022年に26件、2023年に15件、2024年に22件、2025年は現在までに15モデルがTSP以上の等級を獲得している。
特に、IIHSの衝突安全評価基準が毎年強化されている中で、2年連続でTSP以上の等級に最多選定されたことは大きな意味があるという。
IIHSは、昨年の正面衝突評価で、運転者の後部座席に小柄な女性または12歳の子供が乗車していることを想定し、小柄なダミーを追加した新たな評価方式を導入した。今年はこの評価で「優秀(good)」の成績を収めなければTSP+の等級を得られないよう、基準がさらに強化された。
IIHSは1959年に設立された非営利団体で、毎年、米国市場に投入される車両を総合的に評価し、最高水準の安全性を備えた車両にTSP+等級を、良好な成績の車両にはTSP等級を付与している。
◇車種ごとに平均3000回以上の衝突解析
現代車グループは、ヨーロッパの代表的新車安全評価プログラムであるユーロNCAPでも、販売中のすべての専用電気自動車が最高等級の星5つを獲得した。
2021年のアイオニック5を手始めに専用EVを欧州市場に投入して以来、現代車のアイオニック5(2021年)、アイオニック6(2022年)、起亜のEV6(2022年)、EV9(2023年)、EV3(2025年)、ジェネシスのGV60(2022年)など、現代車グループのすべての専用EVモデルが最高等級を達成した。
ユーロNCAPは1997年に始まった新車安全評価で、ヨーロッパで販売される自動車に対して安全性検証テストを実施し、毎年結果を発表している。
現代車グループは、数千回の衝突テストと実際の事故分析を通じて、不可避な事故発生時にも頑丈な車体構造と最適な安全装置で乗員の傷害を最小化することに重点を置いて技術開発に取り組んでいる。
現代車グループは、車両発売前に正面・オフセット(部分正面)、車対車、側面・後方試験など実際の事故を再現した多様な衝突モード試験を車種ごとに100回以上実施し、スーパーコンピュータを活用した仮想衝突シミュレーションにより、車種ごとに平均3000回以上の衝突解析を進めている。
また、毎日100回以上、年間3万回以上のシミュレーションを通じて実際の事故で発生するさまざまな衝突事例などを分析し、各車両ごとの最適な安全装置の搭載に向けて継続的に研究を続けている。
現代車グループは、こうした研究結果をもとに、車両衝突時にエネルギーが分散されるよう多重骨格構造で車体を設計し、超高張力鋼板とホットスタンピング鋼板、構造用接着剤を広範に適用して車体剛性を飛躍的に向上させるなど、全般的な車両の安全性を強化した。
また、前方衝突防止補助、車線維持補助、車線逸脱防止補助、インテリジェント速度制限補助など、さまざまな先進運転支援システム(ADAS)を標準化し、より安全で快適な走行を可能にした。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News