プーチン氏、トランプ氏と電話会談 ウクライナでの目標「諦めない」
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【7月4日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は3日、ドナルド・トランプ米大統領と電話会談し、ロシアはウクライナにおける目標を「諦めない」と伝えた。ロシア大統領府(クレムリン)が明らかにした。
3年以上続くウクライナ紛争の終結に向けた米国主導の和平交渉が行き詰まり、米国がウクライナへの兵器供給の一部を停止する中での電話会談となった。クレムリンによると、会談は約1時間に及んだ。
紛争終結に向けた米国の取り組みが進展をみせていないため、トランプ氏はロシアとウクライナの双方に不満を抱いている。
ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官が記者会見で語ったところによると、プーチン氏は「ロシアは自らが設定した目標を達成する、つまり現状につながる根本原因を除去する」とトランプ氏に伝えた。
ウシャコフ氏は「ロシアはこれらの目標を諦めない」と述べた。
ロシアはかねて、ウクライナにおける最終的な目標は今回の紛争の「根本原因」を取り除くことだと主張。ウクライナに対し北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念するよう求めている。(c)AFP
