■音波で消火する新技術も視野に

将来的には、ドローンを火災現場まで降下させ、新技術によって消火まで行う構想もあるという。

その新技術とは、適切な圧力の低周波音波を使う「ソニックキャノン」と呼ばれるもの。小規模な火災を抑える手段として、効果が期待されている。

ブリンクシュルテ氏によれば、この方法で火を鎮めることができれば、ドローンが「大量の重い水」を運ぶ必要がなくなり、より軽量かつ機動的な飛行が可能になるという。

■市場投入は2026年を予定

ブリンクシュルテ氏は、自律的な火災予防システムが最も効果を発揮するのは、「文明と自然が交差する地域」だと述べ、そうした場所では人為的な山火事のリスクが特に高いと説明する。

ドライアドはこのシステムを2026年に市場に投入する計画で、最初は欧州以外の地域での展開が見込まれている。欧州での導入は「数年以内」を目指すという。

ただし、実用化に向けてはいくつかの課題も残されている。3月下旬に行われた模擬火災への初動対応テストでは、GPS信号の不具合によってドローンの発進が遅れ、計画通りに対応できずに中断を余儀なくされた。(c)AFP/Sebastien ASH