【7月3日 AFP】南米ペルーの政府は2日、極めて不人気なディナ・ボルアルテ大統領(63)の給与を倍に引き上げ、月額1万ドル(約144万円)とすると発表した。

​​大統領府は5月、ボルアルテ氏の給与が引き上げられるとの報道を否定していた。

ラウル・ペレスレジェス経済・財務相は、新たな給与額は中南米12か国の国家元首の給与と比較した上で決定したと説明。

引き上げ以前、ボルアルテ氏の給与は中南米12か国中11位で、12位はボリビア大統領だった。

5月のボルアルテ氏の支持率は2%前後で推移していたため、この発表は不評だった。

経済学者のホルヘ・ゴンサレス・イスキエルド氏はNテレビで、「ボルアルテ氏の支持率がゼロに近いことを考えると、このニュースを発表するには最悪のタイミングだ」と指摘した。

ルイス・ミゲル・カスティーリャ元経済・財務相は今回の給与引き上げについて、ボルアルテ氏を取り巻く「軽薄な印象を強める」との見解を示した。

ボルアルテ氏は2022年12月の就任当初から抗議デモで迎えられ、任期中は様々なスキャンダル、捜査、論争、そしてギャングによる暴力の増加といった問題に見舞われている。12件もの捜査の対象となっており、その中には高級な宝飾品や腕時計の贈与税を申告していなかった疑惑も含まれており、このスキャンダルは「ロレックスゲート」と呼ばれている。(c)AFP