「ジェットコースターのよう」 キャサリン妃、がんからの回復語る
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【7月3日 AFP】英国のキャサリン皇太子妃(43)は2日、がんからの回復について「ジェットコースターに乗るようなもの」と表現し、「困難な時期を経験した」と語った。
広く「ケイト」の愛称で知られるキャサリン妃は、王位継承順位1位のウィリアム皇太子と結婚しており、2024年3月にがんと診断されたことを明らかにした。
「予防的化学療法」を受けた後、今年1月に「寛解」を公表。その後は徐々に公務に復帰している。
イングランド東部のコルチェスター病院にあるがん支援センターを訪れたキャサリン妃は、患者やボランティア、スタッフに対し、がん治療後の生活が「以前と同じではない」と語った。
「ジェットコースターのようで、期待したようには進まない」と述べ、「困難な時期を経ることになるが、そうした時に、創作活動や歌、園芸など、どのような形であれ支えとなるネットワークがあるのはとても貴重。このコミュニティがそれを備えているのは素晴らしいこと」と話した。
また、がんから回復中の患者は「勇敢な顔を見せる」傾向があり、「不屈の精神」を示すことも多いが、「その後の段階は本当に大変」だと付け加えた。
キャサリン妃は、「もはや臨床チームの管理下にはないけれど、かつてのように家庭で普通に過ごすことは難しい」と述べた。
ウィリアム皇太子との間に3人の子どもがいるキャサリン妃は、回復と公務への段階的な復帰の一環として、先月のロイヤルアスコット競馬会への出席を見合わせた。
チャールズ英国王(76)も24年初めにがんと診断されたことを明かした。国王はその後、公務に復帰したものの、現在も治療を続けている。(c)AFP