【6月30日 AFP】ロードレース世界選手権、第10戦オランダGPは29日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケス(スペイン)が優勝し、総合争いでリードを広げた。一方で、年間2位につけるBK8グレシーニの弟アレックス・マルケス(スペイン)が左手を骨折するアクシデントがあった。

マルケスは27日に2度転倒してあざをつくり、あごを縫うという逆境を乗り越えてオランダGP通算3勝目。この日のレースを現地で見守った伝説的ライダー、ジャコモ・アゴスチーニに並ぶ歴代2位の最高峰クラス68勝目に到達した。

前日のスプリントも制したため、今季6度目のダブル優勝を達成し、アレックスとの差は68ポイント、3位につけるチームメートのフランチェスコ・バニャイア(イタリア)との差は126ポイントに広がっている。

レースはアプリリアのマルコ・ベッツェッキ(イタリア)が2位、バニャイアが3位に入った。

アレックスは序盤にレッドブルKTMのペドロ・アコスタ(スペイン)と競り合った際に転倒し、手首を押さえながらピットレーンへ戻った後、メディカルセンターで検査を受けた。

トラックハウスの小椋藍は、1周目にプラマック・レーシングのミゲル・オリベイラ(ポルトガル)と接触し、リタイアを余儀なくされた。(c)AFP