【6月30日 AFP】イランは29日、これまでで最も激しく破壊的な武力衝突を終わらせた脆弱(ぜいじゃく)な停戦合意をイスラエルが順守することにほとんど信頼を置いていないと警告した。

12日間の武力衝突は6月13日に勃発し、イスラエルがイランで核計画に関連する軍司令官や科学者を殺害する爆撃作戦を開始した。イランはイスラエルの都市への弾道ミサイル攻撃で応じた。

イラン国営テレビによると、停戦開始から6日目を迎えた29日、イラン軍のアブドルラヒム・ムサビ参謀総長は「われわれは戦争を始めたわけではないが、侵略者に対して全力で応じた」とイスラエルに言及し、「停戦を含む約束を敵が順守しているかどうかについて深刻な疑念を抱いている。(再び攻撃された場合には)力で応じる用意がある」と述べた。(c)AFP