チェルシーが延長でベンフィカ下す、パルメイラスと準々決勝 クラブW杯
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【6月29日 AFP】サッカークラブW杯は28日、米国各地で決勝トーナメント1回戦が行われ、悪天候による約2時間の中断が挟まる中、チェルシー(イングランド)が延長戦の末に4-1でベンフィカ(ポルトガル)に勝利して8強入りを決めた。
チェルシーは後半にリース・ジェームズの直接FKで先制すると、残り4分までそのまま1-0とリードし、勝利を手中に収めたかに思われた。
しかし、チームが準々決勝のことを考え始めた矢先、ノースカロライナ州シャーロットに嵐が到来し、現地の安全規定に従って試合が約2時間にわたって中断した。今回のクラブW杯で、悪天候により試合が中断するのはこれで6回目となった。
さらに再開後の後半アディショナルタイムには、活力を取り戻したベンフィカが同点ゴールを奪取した。マロ・ギュストのハンドがビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって確認されると、アンヘル・ファビアン・ディ・マリアが冷静にPKを決めて同点に持ち込んだ。
しかし、迎えた延長戦では、チェルシーのクリストファー・エンクンク、ペドロ・ネト、キアナン・デューズバリーホールが立て続けにゴールを奪取。4時間39分にわたった戦いの末、チェルシーがパルメイラス(ブラジル)との準々決勝に駒を進めた。
パルメイラスはこの日のもう1試合で、ボタフォゴとのブラジル勢対決に延長の末1-0で勝利。交代出場のパウリーニョのゴールで消耗戦を制し、準々決勝に進出した。(c)AFP