【6月29日 AFP】米大リーグ(MLB)で2度ワールドシリーズ制覇を果たし、通算7回のオールスター選出を誇る元外野手のデーブ・パーカー氏(74)が28日、亡くなった。MLBや、そのキャリアをスタートさせたピッツバーグ・パイレーツが発表した。1973年にメジャーデビューを飾り、19年の現役生活を送ったパーカー氏はパーキンソン病で闘病していた。

パーカー氏は昨年12月に野球殿堂に選出され、7月27日にニューヨーク州クーパーズタウンで行われる式典で、死後に殿堂入りとなる。

パイレーツを皮切りにシンシナティ・レッズやオークランド・アスレチックス、ミルウォーキー・ブルワーズ、カリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス・エンゼルス)、トロント・ブルージェイズで活躍したパーカー氏は、通算打率.290、2712安打、339本塁打、1439打点を記録した。

11シーズンを過ごしたパイレーツでは1979年にワールドシリーズ制覇に貢献し、その前年にはナ・リーグ最優秀選手(MVP)を受賞。在籍中には3度のゴールデングラブ賞、2度のリーグ首位打者に輝いた。また、1989年にはアスレチックスでもワールドシリーズ制覇を果たしている。(c)AFP