ルワンダとコンゴ民主共和国、和平合意に署名
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【6月28日 AFP】ルワンダとコンゴ民主共和国は27日、米ワシントンで、数千人が犠牲となった戦闘の終結に向け、和平合意に署名した。ドナルド・トランプ大統領は合意を受け、コンゴの鉱物権益を獲得できると期待を示した。
今年に入ってルワンダとつながりのある民族、ツチ系の反政府勢力「3月23日運動(M23)」が鉱物資源が豊富なコンゴ東部を制圧し、主要都市ゴマを含む広大な領土を掌握した。
両国の和平に向けては、トランプ氏が2期目に就任する前からカタールを通じて交渉が行われていた。数十年にわたる断続的な戦闘で荒廃した地域におけるM23の戦果についての明確な言及はないが、ルワンダに対し、「防衛措置」をやめるよう求めている。
トランプ氏は合意に至る外交を誇り、記者団に対し、米国は「コンゴから多くの鉱物権益を獲得できる」と得意げに語った。
アントニオ・グテレス国連事務総長は、合意について「コンゴ東部およびグレートレイクス地域における緊張緩和と平和、安定に向けた重要な一歩」と歓迎した。
一方、2018年に戦時中の性暴力の終結に向けた取り組みでノーベル平和賞を受賞したコンゴの婦人科医、デニ・ムクウェゲ氏は、「侵略に報酬を与え、コンゴの天然資源の略奪を正当化し、不安定で脆弱な平和を確保するために正義を犠牲にすることにより、被害者に国家遺産を献上させることに等しい」と語り、ルワンダと米国に利益をもたらすものだと批判した。(c)AFP/Shaun TANDON