「やっぱり夏はこれ」…韓国・若者世代も夢中“平壌冷麺”
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【06月26日 KOREA WAVE】冷麺が長引く猛暑とウェルネストレンドに支えられ、四季を問わず楽しめる外食メニューとして定着している。特に平壌冷麺は、さっぱりとした味と健康的な材料を特徴に「ヒップなフード」として韓国のMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)を中心に人気が高まっている。
韓国の食品医薬品安全処によると、国内冷麺市場の規模は2021年の約4000億ウォンから2023年には約5800億ウォンと、2年間で45%近く成長した。特に昨年の歴史的猛暑により、ロッテ百貨店内の冷麺専門店の売り上げは前年比20%以上増加し、ロッテタウン蚕室では60%を超える急成長を見せた。
レストラン予約プラットフォーム「キャッチテーブル」の調査では、直近4週間で「平壌冷麺」の検索量が「咸興冷麺」の11倍を超え、関連キーワード検索のうち84%が20~30代だった。20代の冷麺店訪問比率も昨年の16.5%から今年は22.6%に増加した。
流通業界もこのブームに対応し、平壌冷麺のダイニング展開を急拡大している。今年4月、ロッテワールドモール6階には平壌冷麺専門店「ソリョン」がオープンし、2025年ミシュランのビブグルマンにも選出された。そば粉100%の「純麺」を使用した誠実な味が特徴で、1日平均500人以上が訪れている。
さらに今月19日にはロッテタイムビラス水原に、地元の有名冷麺店が初めて百貨店内に出店。そば粉とデンプンを7:3で配合し、コシのある麺とさっぱりしたスープが特徴で、初心者にも親しみやすい味が好評だ。オープン記念として、今月30日までの来店客には餃子2個が無料で提供される。
また、外国人観光客の利用も増加傾向にあり、昨年はロッテ百貨店内冷麺専門店の外国人顧客数が前年比約20%増加した。冷たく食べるユニークな食文化が「韓国の夏を体験するローカルフード」として注目を集めている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News