【6月25日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は、オランダ・ハーグで24日から開催されている北大西洋条約機構(NATO)首脳会議の宿泊先を、沿岸部のホテルから、オランダ国王が居所としている17世紀の宮殿に変更した。

ウィレムアレクサンダー国王は、沿岸都市ハーグの森の中にあるハウステンボス宮殿の「ハーグ・ウイング」に滞在するようトランプ氏を招待。

NATO加盟国の首脳は24日、ウィレムアレクサンダー国王主催の夕食会に招かれたが、トランプ氏は夕食会の後、約30キロ離れたノールトウェイクの宿泊先まで移動する必要がなくなった。

オランダ王室はAFPに、「国王は確かに米国大統領に宿泊先を提供し、大統領は申し出を受け入れた」とし、「訪問する国家元首に宿泊先を提供するのは慣例で、受け入れるかどうかはゲスト次第だ」と説明した。

ハウステンボス宮殿の過去の宿泊者には、英国の故エリザベス女王や米国のビル・クリントン元大統領らがいる。

トランプ氏は、NATO首脳会議で精力的に外交活動をこなす前に、25日に宮殿で国王と朝食を共にする予定。

トランプ氏は、華やかで格式のある儀式や特に王室への愛着を示し、エリザベス女王への敬意もたびたび表明している。(c)AFP