イラク軍基地のレーダーシステム、正体不明の無人機が攻撃
このニュースをシェア
【6月24日 AFP】イラクで24日未明、軍事基地2か所のレーダーシステムが正体不明の無人機で攻撃された。治安当局筋が伝えた。
この数時間前、イランは、国内主要核施設への米軍による攻撃への報復として、カタールの米軍基地にミサイルを発射していた。
匿名を条件にAFPに語った治安当局筋によれば、最初の攻撃で標的にされたのはバグダッド北方のタージ基地のレーダーシステム。
数時間後、「無人機が(イラク南部ジーカール州にある)イマーム・アリ空軍基地のレーダーシステムを標的」にした。
治安当局筋は、これ以外に別の無人機1機が、バグダッド国際空港の西方10キロのラドワニヤ地区に落下したと説明した。付近の基地には米軍が駐留している。
イラク政府の安全保障問題の報道官は、「(タージ基地の)レーダーが正体不明の無人機に攻撃された」と発表。さらに、別の無人機が「発電機付近に落下した」と付け加えたが、詳細は公表していない。
ワリド・アルタミミ中将はイラク通信社に対し、物的被害は起きたが死傷者は報告されていないと発表した。
タージ基地は数年前まで米軍が駐留しており、たびたびロケット攻撃の標的となっていた。(c)AFP