【6月23日 AFP】24-25NBAファイナルを制したオクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーが、今回の優勝は自身や若い選手が多いサンダーの黄金時代の始まりになるはずだと話した。

サンダーは22日にインディアナ・ペイサーズを103-91で退け、4勝3敗で2008年のオクラホマシティ移転後初となるNBAチャンピオンに輝いた。

今季のサンダーは、チームの平均年齢が25.6歳と1977年以降のチャンピオンでは最も若かった。そのチームの攻撃の中心を担った26歳のギルジャス・アレクサンダーは、これがサンダーの新時代の「最高の幕開け」になると話している。

「僕らには間違いなくまだ伸びしろがある。それが楽しみな部分だ」「多くのメンバーがまだ成長できる。全盛期の選手や、ピークに近い選手すら多くない」

ギルジャス・アレクサンダー個人にとっても、レギュラーシーズンとファイナルの最優秀選手賞(MVP)、さらにリーグ得点王を獲得した輝かしいシーズンを締めくくる勝利となった。

MVPダブル受賞は、11人の選ばれた選手のみが成し遂げている快挙で、過去にはレブロン・ジェームズ、シャキール・オニール、ティム・ダンカン、アキーム・オラジュワン、マイケル・ジョーダン、マジック・ジョンソン、ラリー・バード、モーゼス・マローン、カリーム・アブドゥル・ジャバー、ウィリス・リードしかいない。

さらに、リーグ得点王も含めたトリプル受賞はアブドゥル・ジャバー、ジョーダン、オニールに続いて史上わずか4人目だった。

しかし本人は、個人の数字はチームの成功に比べれば取るに足らないものだと考えており、「実績や賞といったものはどれも、仲間や親しいみんな、自分と同じように成功を追い求めている人たちと一緒に勝利する満足感には到底及ばない」と話している。

「それが最も印象的で楽しい部分だった。15人の仲間とともに、一生に一度の経験ができたんだ」「みんなのことは絶対に忘れないし、みんなも僕を忘れることはないだろう」(c)AFP