中国初の「パンダモノレール」が重慶でお目見え
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【6月23日 CGTN Japanese】中国南西部の重慶市でこのほど、中国初のパンダをテーマにした跨座式(軌道けたをまたぐ)モノレール車両が発表されました。
車両の外観にはパンダの白黒の配色を採用しています。列車の先頭部分はパンダの頭の形で、車体両側にもパンダの顔が描かれています。車両内部の座席や手すりなどにもパンダのデザインがいたる所に生かされています。
また、車両の全ての窓が観光用途を念頭に広く作られ、屋根部分の左右には独特な天窓が設けられており、乗客は列車の走行中に重慶独特の山がちの都市の風景を多角的に楽しむことができます。座席も従来型の長椅子ではなく、180度回転できる柔らかい椅子です。
車両の側面の窓にはOLEDスマート技術が取り入れられており、動画の再生や、車両内部のトイレの位置や駅の出口などの情報を伝えるサービスが可能であるなど、車両全体が科学技術感に満ちています。
さらに、この車両にはインテリジェント可変周波数空調機、永久磁石同期けん引モーター、高周波補助インバーターなどの省エネ技術も導入されています。特に車両の動力システムにモジュール化設計が取り入れられたことで、水素その他の多くの駆動用エネルギー源の臨機応変な切り替えが可能になり、車両システムの効率が著しく向上しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News