【6月23日 AFP】ロードレース世界選手権、第9戦イタリアGPは22日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チームのマルク・マルケス(スペイン)がポールトゥウィンを飾った。スプリントレースも制すなど完璧な週末を送り、7度目の年間王者に向けて大きく前進した。

マルケスは、2位に入ったBK8グレシーニの弟アレックス・マルケス(スペイン)やチームメートのフランチェスコ・バニャイア(イタリア)との序盤の激しいバトルを制し、今季5勝目を挙げた。イタリアGPでの優勝は2014年以来となる。

プルタミナ・エンデューロVR46レーシングチームのファビオ・ディ・ジャンアントニオ(イタリア)が3位に入った。

マルケスは今GPだけで37ポイントを獲得。年間争いでアレックスとの差を40ポイントに広げ、バレンティーノ・ロッシ(イタリア)に並ぶ通算7度目の世界王者が現実味を帯びてきた。

一方、イタリアGP3連覇中だったバニャイアは、残り2周でジャンアントニオに抜かれて4位に終わった。現在は年間ポイントで首位のマルケスに110点差をつけられ、後れを取る苦しい展開が続いている。(c)AFP