バブリクがメドベ下し2度目V テラ・ウォルトマンOP
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【6月23日 AFP】男子テニス、テラ・ウォルトマン・オープンは22日、シングルス決勝が行われ、世界ランキング45位のアレクサンダー・バブリク(カザフスタン)が第3シードのダニール・メドベージェフを6-3、7-6(7-4)で破り、2年ぶり2度目の大会制覇を果たした。
バブリクは、2回戦で世界ランク1位のヤニック・シナー(イタリア)を破った勢いをそのままに、これまで6戦全敗だったメドベージェフから初勝利を挙げ、次週開幕のウィンブルドン選手権に向けて弾みをつけた。
これでツアー通算5勝目で、23日に更新される最新ランキングでは30位に浮上する。一方、15か月ぶりの決勝に進出したメドベージェフも、同9位に順位を上げる。
試合後、バブリクは「これまでダニールに勝ったことがなかった。彼は非常にタフな相手で、自分のプレースタイルでは特に難しい。きょうは心身ともにすべてが噛み合った。キャリアでも最高の勝利の一つだ」と語った。
また、先月まで世界トップ75から落ちていた中で、「昨年のウィンブルドンからこの夏までは厳しい時期が続いていた」と振り返り、「(昨年の)ウィンブルドン後には引退する寸前だった。もうテニスを楽しめなくなっていた」と明かした。
一方のメドベージェフは、これで決勝で6連敗。ツアー通算20勝目を挙げた2023年5月のイタリア国際を最後にタイトルから遠ざかっている。(c)AFP