【6月23日 AFP】イランは22日、米国による核施設への空爆を受け、中東にある米軍基地が報復の標的になると警告した。

国営イラン通信(IRNA)によると、最高指導者アリ・ハメネイ師の政策顧問、アリ・アクバル・ベラヤティ氏は、「イランを攻撃するために米軍が使用する地域やいかなる国も、わが軍にとって正当な標的と見なされるだろう」と述べ、「米国はイスラム世界の中心を攻撃し、取り返しのつかない結果を待つことになる」と警告した。

マスード・ペゼシュキアン大統領も21日、イスラエルによる爆撃が続けば「より壊滅的な」報復措置を取ると警告し、イランは「いかなる状況下でも」核開発を停止しないと語った。

ハメネイ氏の別の顧問、アリ・シャムハーニ氏はXへの投稿で、「核施設が破壊されてもゲームは終わらない。濃縮物質や独自の知識、政治的意志は残る」と述べた。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は22日、中東における「制御不能」な緊張の高まりに懸念を表明し、ドイツや英国とともに、イランに対し「この地域を不安定化させる行動を取らない」よう呼びかけた。(c)AFP/Ben Sheppard and W.G. Dunlop in Washington with Payam Doost Mohamadi in Tehran and Adam Plowright in Jerusalem