シナーが音楽に挑戦、テノール歌手ボチェッリ氏との楽曲リリース
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【6月21日 AFP】男子テニスで通算3度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るヤニック・シナー(イタリア、23)が音楽に挑戦し、母国の著名なテノール歌手アンドレア・ボチェッリ氏(66)との共演で20日に楽曲をリリースした。
「Polvere e Gloria(ちりと栄光)」と題されたこの楽曲は、伊トスカーナ州にあるボチェッリ氏のスタジオで録音された。曲の中でシナーは歌っていないが、勝利と敗北の言葉を繰り返している。
シナーは、「アンドレアと一緒にこのプロジェクトに参加できて、とてもうれしく光栄に思う。彼は30年間にわたり独特で素晴らしい声を聞かせ、世界におけるこの国の旗となっている」とし、「自分の声が彼の曲の中で聞こえるなんて、想像もできなかった。とても感動的だ」と語った。
この曲にはイタリア語と英語の歌詞がついている。動画では、世界で最も有名なイタリア人であるシナーとボチェッリ氏が、田園風景の中でピアノの前に座っている様子が映し出されているほか、2人の幼少期の写真やアーカイブ映像や、ボチェッリ氏の邸宅での共演シーンが含まれている。
シナーは2024年の全米オープンと2024年と2025年の全豪オープンを含む19個のツアータイトルを獲得しており、イタリア勢では男女を通じて初めて世界ランキング1位に到達した。
一方のボチェッリ氏は、これまで五輪やサッカーW杯など主要スポーツ大会でパフォーマンスを披露した経歴を持っている。(c)AFP