トランプ氏、FRB議長を「愚鈍」と中傷 解任も検討
このニュースをシェア

【6月21日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は20日、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長を解任するかどうかを公式に検討していると述べた。FRBが18日、4会合連続で利下げを見送り、トランプ氏の関税導入に伴うインフレ率の更新と経済成長の鈍化を予測したのを受けたもの。
トランプ氏は、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、パウエル氏を「愚鈍」「大ばか」「あからさまなトランプ嫌い」と中傷した。
「私が彼を強く批判することで、彼がすべきこと、つまり利下げがいっそう難しくなることはよく分かっているが、私はあらゆる方法を試してきた」「私は好意的、中立、そして意地悪な態度を取ったが、好意的と中立は効果がなかった!」と述べた。
第1次政権時にトランプ氏が指名したパウエル氏の任期は来年まで。パウエル氏は自身の解任は違法であり、トランプ氏から求められても辞任するつもりはないと明言している。
トランプ氏は「なぜFRBがこの完全なる大ばか者の意見を無視しないのかが分からない!」「もしかしたら、彼を解任するという考えを変えなければいけないのかもしれない。いずれにせよ、彼の任期は間もなく終わる!」と述べた。(c)AFP