【6月22日 CGTN Japanese】中国西部の青海省にある冷湖ロケット発射基地では、北京時間18日午後3時39分、中国南東部の広東省から来た中高生のロケット愛好家25人が観測用ロケットの打ち上げに成功しました。

 同ロケットは高さ2.5メートルで、地表から9261.9メートルの高度に到達する能力がありました。発射地点の標高は2777メートルなので、ロケットの最高海抜高度は1万2038.9メートルに達しました。打ち上げでは、ロケットとロケットに搭載した通信機器の飛行中の安定性を実証し、対流圏大気の温度・気圧・湿度・風速・風向などの数値を得ました。

 青海省冷湖ロケット発射基地は「ゴビ」と呼ばれる乾燥した広大な荒野の無人地帯に位置し、晴天が多くて雲が少なく、大気の透明度が高いため、ロケット発射テストに安全で広い場所と安定した観測条件を提供することができます。そのため、同基地でロケット発射活動を展開する学校や商業宇宙企業が増えつつあります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News